検定一発合格者が語る、日本語教育能力検定試験 合格法と試験内容

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問題形式U:リスニング

はじめに

リスニングというと、みなさんなかなかイメージ沸きませんよね?
できるだけイメージしやすいように詳しくお話ししますね。

実際の問題を見る前に、日本語のアクセントについて少しお話ししましょう。

日本語の高低アクセントについて

まず、英語が強弱アクセントですが、日本語は高低アクセントです。

例えば、よくある例でいくと

耳で聞き分ける時に、どちらの単語であるかは、アクセントで聞き分けます。基本的には、日本語のアクセントは「高い」か「低い」かのどちらかです。

外国語により、強弱アクセントの言語もあれば、日本語のように、単語の中で高いか低いかという高低アクセントのものあり、中国語は広義で言えば、1つの音節内に4種類の音の高低の違いがあります(※声調)。

このように言葉によって違うため、この高低アクセントがうまくできない学習者も多いのです。教師は、学習者が間違えたら、その間違いに気付き、直さなければなりませんね。(授業を行う中ではよっぽどのことでない限り、いちいちは注意しませんが)

その時に、教師はどのように学習者が間違えたかちゃんと認識できていなくてはならないのです。

そのために、このような音声の聴解問題があるのですね。

実際の聴解の問題 その1(イメージ)

実際の問題では、この音声を聞いてみてください(すみません、私の聞き苦しい声で・・)。
→→ 音声を聞く (Windows Media等が立ち上がります)
※ 著作権の問題もあるので、実際の問題をウェブ上にアップできません。

最初の「わたし」なんかアクセント変ですよね。その後に、正しい高低アクセントで読みました。試験では、アクセントがどのように読まれたかを回答するのです。

おもしろいのが日本語のアクセントには一定のルールがあり、例えば、「わ」「た」「し」は3つ音で成り立っていますが、1番目と2番目のアクセントは必ず違います。1番目が高ければ、必ず2番目は低い。おもしろいですよね。

言われてみるとそうなんです。自分たちの話している日本語にこんなルールがあるとはそれまで気付きもしませんでした。こうやって、今まで自分が話していた母国語に新しい発見ができるのも、日本語教師の面白みでもあります。

実際の試験問題は、こんな簡単なものばかりではなく、もっと何倍も長い不思議な単語を、不思議な高低アクセントで読むような感じです。

私も試験問題を初めて聞いたとき、笑ってしまいました。
わからなすぎて(笑)。

これは、本当に慣れです。個人的には、日にちをあけると、勘が鈍るので、できるだけ試験前は毎日聞きました。そのぐらいすると、逆に音声は得意分野になっていました(^^)。
一度しっかりと慣れると自転車の練習のようなもので、身体にしみついてきますよ。今でもアクセントを聞き取るのは得意なほうだと思います。

実際の聴解の問題 その2(イメージ)

その他、いろいろな問題があるのですが、もう1つだけサンプルイメージ。

・日本語学習者が誤った発音で日本語を話す音声テープが流れます。
そこで、下記のような咽頭のイラストが4つ出てきます。

ここでは再現できないのですが、微妙に舌の位置(盛り上がりや舌先の付く場所が違います。)
そこで、では、この間違った発音の時はどの舌の状態になってしまっているのでしょうか?という問題です。

例えば、英語で「R」と「L」の発音の違いってありますよね?日本人には難しいです(普通同じに聞こえますよね・・)。

「R」の時は、舌をまっすぐにして、舌先をどこにもつけない
「L」の時は、舌先を歯の根元に付ける

もし、私が、「R」の発音を「L」と間違えたら、ちゃんと音声を勉強した教師は、私の舌がどのようになっているのか、正しく発音するにはどういう舌の形にすればいいか、すぐに認識できなければなりません。

「あなたの舌は今、こうなっているの、だから、「L」の発音になってしまっている。
 「R」の発音をするには、・・・」と言った具合にちゃんと訂正するにも、どこがどう間違っているのか伝えられなければなりません。

やみくもに、発音を訂正されても、誰だって嫌な気分になりますよね?

この問題のポイントは、もちろんまずどのような舌の形になるか、口の開きを覚える必要がありますが、そこは自分の話す言語ですから、丸暗記しようとせず、しっかりと自分で確かめながら勉強を進めるのがポイントです。

もちろん、上記以外のタイプの問題も出題されますが、音声の問題は全体的に、試験のスピードに慣れることが重要です。

最初は、テープを読む速さに「速い!」と驚くでしょう。でも、繰り返しになりますが、慣れです。慣れれば大丈夫。 それに焦ってしまうと、気が動転して聞き漏らしてしまったりする可能性もありますので、練習用テープを聞いて聞いて聞きまくりましょう!

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